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学生広報部レポート/理事長インタビュー/学生広報部、理事長へ大学新制度導入を直談判!
2021/12/10
学生広報部レポート/理事長インタビュー
学生広報部、理事長へ大学新制度導入を直談判!
今回は、前回の「チャイルドスポンサーシップに参加」に引き続き、2回目となる理事長インタビューを行いました。
前回、嘉悦学園・植村理事長が国際NGO団体ワールド・ビジョンの行う支援活動「チャイルドスポンサーシップ」で貧困に苦しむ子供たちの支援を始めると伺い、貧困問題に関心のある学生広報部の水落がお話を伺いました。
前回のインタビューの様子はこちらから
https://www.kaetsu.ac.jp/news21-03-26-01.html
植村理事長がチャイルドスポンサーシップを始められて約半年が経ちますが、まだまだ学生への周知や学生のSDGsへの理解や取り組みは芳しくありません。どうすれば学生がSDGsについて学ぶことができ、行動に移せるか。学生広報部メンバーである北村と考えたアイデアを直接、植村理事長に3つほど提案をさせていただきました。
この記事では、提案した様子をそのままお伝えします。
インタビュイー:嘉悦学園 植村裕之理事長
インタビュアー:ビジネス創造学部4年 学生広報部/学友会会長 水落智也
経営経済学部3年 学生広報部 北村悠馬

理事長への3つの提案
先日、提案していただいた資料を読ませていただきました。
始める前にもう一度、内容を教えていただいてもいいですか?
1つ目は、マッチングギフト制の募金箱の設置です。こちらは、前回伺った際にも話題にあがった案なのですが、学内に募金箱を設置し学生に募金をしてもらって、集まったお金を慈善団体に寄付する。そして、学生から集まった額と同じ額を大学も寄付するマッチングギフト制度を導入するアイデアです。
2つ目は、SDGsについて学べる授業・カリキュラムの新設。
そして3つ目は、海外ボランティア制度の導入です。
以上3つの提案を今回させていただき、植村理事長からご意見を頂きたいと思っております。
学生に対してレスポンスが大事
学生はそんなにお金を持っていないですから強制もできないし、額を決めることもできないので、やるとするならば、あくまで任意という形がいいかもしれません。私としては月に100円でも200円でも出していただければ、1200人だったら12万円、年間で約150万円になります。実際には最大でも年間100万円くらいを一つの目途でやるべきではないかなと私は思います。従って、それと同額の100万円をマッチングギフトとして嘉悦大学も寄付するということです。仮に、このようにうまくいって両者合わせて年間200万円が集まってチャイルドスポンサーシップに寄付すると約40人の世界中の子供たちは未来を作ることができる。
これを是非やってもらいたいなと思いますが、募金箱を置くだけでは難しいのかな?
そのサイトに嘉悦大学がスポンサー登録していただくと、学生がサイトからクリックをするだけで募金ができるサイトでして、1クリックにつき1円が募金されます。これはクリックした学生が払うわけではなくスポンサーである大学が払うという仕組みなのですが、いかがですか。
ちなみにですが、すでに個人的に始めたチャイルドスポンサーシップで支援しているケニアのタイアナさんという女の子から手紙が届いています。内容を読むと「サポートしていただいて嬉しいです。私の家族は、牛とヤギを飼っていて、お乳と肉を食べています。あと、家庭用のトウモロコシも栽培しています。好きな遊びはかくれんぼです。」と書いてあります。これは、私宛に来ているのだけれど、もし大学で始めたら大学宛てに来ると思うんですよね、その手紙を学生が見て、100円の募金で未来を救えるという気持ちが少しでも芽生えれば、卒業しても記憶に残ると思うのです。
学生の感覚から見て月100円、200円ってどうですか?。
JICAといつでも会える
すでに、外務省の元トップの方にお会いしてJICAの方といつでも会えるようなルートを作りました。JICAの幹部と会うことができますので出来たら、講師もお願いしたいと思っています。
行く場所、目的、成果のマッチが必要
一定の条件をクリアすることを前提としてお金を出すとか、あるいは、授業料をその分減免するとかそういうのが大事だと思うんですよ。
やっぱり、行く場所、目的、成果というのがマッチすれば考えられるかもしれませんが。
これは、ちょっと検討させてください。他大学の実例等を調べてからですね。

学友会会長としてもうひとつだけ・・
もう修築計画にはいっていますけど、周りが住宅なのであまりにも工事の音がうるさいといけないので慎重に進めます。
植村理事長と初対談を終えて(北村)
今回、はじめて植村理事長との対談、はじめての提案を受け入れてもらえるのか不安で緊張しました。
私は学生が発展途上国の子供たちの支援に興味を持つためには先進国の現状を知る機会が必要だと感じて、「貧困をなくそう」をテーマとした講義を提案しました。
今回の対談で、この提案も含めて自分たちの提案を受け入れていただいことがとても嬉しかったです。学生が自分ごととして貧困について考えられるボランティア活動や講義の内容を考えて、また対談させていただく機会があれば提案できる準備をしていきます。
SDGsについての提案を終えて(水落)
私が植村理事長とお話させていただくのは2回目ですが、今回はお話を聞くというよりも新しい制度などを提案させていただき、意見交換のような形でした。自分の考えた提案について植村理事長がどう思われたか、不安がありましたが、マッチングギフトと募金箱については学長と学部長と相談し、前向きに進めていくとおっしゃっていただけました。
また、授業の設置についてもすでに動き出しているということでカリキュラムがどう変わっていくのか楽しみです。変わっていく過程で学生広報部も何か協力できたらいいなと思っています。
今後も、植村理事長と協議しながら進めていきます。その際はまた学生広報部より発信していきますのでよろしくお願いします!
文責:学生広報部/学友会会長 水落智也(嘉悦大学 ビジネス創造学部4年)